SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

One Medical : サンフランシスコ医療事情 ~ワンメディカルでコンシェルジュ的サービス~

ついに風邪ひいた。というよりついに娘が風邪ひいてそれをもらってダウンした。娘も昨年の春の渡米後初の発熱。CDCによると今年のFluはかなり強烈で広域にわたり、例年より注意が必要とのこと。娘の学校でもかなりの人数が学校を休んでいると警告が出された。

渡米後すぐに、娘の小児科医、専門医、(かつちょっとした鼻に異物混入事件でERにもいった)および歯医者は意図的にセットし診察したものの、私自身のケアはあとまわしになっていた。定期的に日本に戻っていた(日本の保険がまだ適用中)こともあり、何よりも花粉アレルギー以外には特に問題がなかったのだ。アレルギーもアルバカーキーに行ったときかワインカントリー(要は田舎の草花があるところ)ときに突発的にあったくらい。

とはいえ、一応旦那の仕事での家族保険がありそれを通じて登録していたサービスはあった。なんでもサンフランシスコにきて、まず真っ先に同僚に強くすすめられたのが、『One Medical ワンメディカル』というサービス、とそのアプリダウンロードと登録だったから。

One Medical 

www.onemedical.com

そもそも、アメリカでの不満の第一は医療サービス。医療費があきれるほど高いのはふれるまでもなく、それ以外にもアレルギーもちと鼻炎もちの私としては気軽に通える耳鼻科がほしいのに、そういう専門サービスはない。特別の問題なくても鼻の中を掃除してくれたり、吸引したり、と鼻系をともかくすぐすっきりさせてくれるのが効果的だったし、楽だった。こちらはまずは総合医(内科+)としてドクターみつけてそこにアポとって、みたいな感じだからあんまり役に立たない。ウィルス性の風邪は基本薬でもなおらないから、対処療法の薬(頭痛薬とか)とビタミン摂取とか自力で治してね、程度。ドラックストアで勝手にかえる薬も日本と比べると強いようなので、なんとかなってしまうから結果いいんだろうけど・・・。

 

そんな中でも、最近全米で成長してるのが、上記のワンメディカル医療サービス。もちろん保険とかの情報は必須だが、それに加えて情報利用料という形で年会費を払えば、ドクター群のネットワークにアクセスできて、治療をどこでもいつでも(※24時間というわけではないが)うけられる。アプリからクリニック(&先生)の空き時間枠から選択して治療サービスを選択。今の私の画面からだと5種類選択肢あり。

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  1. 風邪等対応の簡易訪問(20分枠)
  2. 標準コンサルテーション枠(60分枠)
  3. ビデオ対応枠
  4. オンラインでQA対応
  5. 身体検査枠

風邪やちょっとした皮膚トラブルなんかは1.で十分。私もアレルギーの薬がほしくて(旅行から帰る途中の)サンノゼのオフィスに初訪問したものだ。日本だと、保険証さえあれば、こういったユニバーサルドクター対応が当たり前(どこのクリニックでも基本OK)だから特別メリットを感じないのだが、アメリカではこれはものすごく画期的らしい。しかも、コンセプトが医療コンシェルジュということなので、サービス対応もなんだかコンシェルジュ的(に良い)。

巣晴らしいと思った点

  • アプリでどこのクリニックでも(あいてれば)選択可能
  • ドクターも顔写真とどのライセンスがあるか公開で選択可能

    →(M.D.) *Medical Docotor, Physician Assistant (PA-C) , Nurse Practitioner (NP) , (D.O.) *Doctors of Osteopathic Medicine. とかのメディカルライセンスの違いも明記
  • どこのクリニック(オフィス?)も綺麗でスマート
    (※私は2種類しかみていないが、友人の情報によると)
  • 時間厳守(待ち時間ほぼなし!アメリカでは画期的)
  • 必ずドクターがお迎えで挨拶してはじまる
  • 処方箋とかも記録されるから同じものだとそれをリピートできるみたい(通院する必要なし、のよう。未確認)

※DO って何?

Doctors of Osteopathic Medicine, or DOs, are fully licensed physicians who practice in all areas of medicine. Emphasizing a whole-person approach to treatment and care, DOs are trained to listen and partner with their patients to help them get healthy and stay well.

アメリカで医者になる学校(専門大学院にあたる)には2種類あるようで、MD (Doctor of Medicine / Allopathic medicine)と DO (Doctor of Osteopathy / Osteopathic Medicine) 後者のほうでライセンスをとったほうをDOってよぶみたい。

まだ大都市周辺しかないようだけど、これがあるおかげで、だいぶ気分が楽。なにかあってもとりあえず誰かが診てくれる、(かも)と。

 

日本では花粉の時期に突入したようだけど、そういう意味ではここサンフランシスコはスギ花粉みたいなのはないし、みんなやたらと健康おたくだし、運動したりしてるからか、体調が良くなる人が多いと聞く。六本木時代に通っていた耳鼻科の先生も、渡米前に『カリフォルニアいった人は都内の冷暖房や混雑した環境から抜けて、なんだかみんな鼻炎症状もよくなってるようだから、おそらく大丈夫よ~』と軽く送りだしてくれたけど、あながち間違いではなさそうだ。。。

いろいろおかしい

いろいろおかしくなってきた。厄年(ではないけど)なんてもんでもない。個人レベルでもさえないな~、心配だな~とおもってた矢先に国レベルでおかしいことも多くなって、もうわけわからん。不安というよりも、あきらめに近いのかも。

 

申請中のグリーンカードも本当に心配だ。それよりも第三次世界対戦とかになるんだろうか。

マリンカウンティ ノースベイの魅力

サンフランシスコといえば朱色のゴールデンゲートブリッジ、だが、それを渡った先にあるのが、マリンカウンティ(カウンティは郡という単位)だ。ワインで有名なナパ・ソノマはその北上にある。

マリンカウンティ、サンフランシスコを東京だとすると横浜とか三浦半島(鎌倉・逗子)みたいな位置づけなのかな。ボートのあるマリーナが多い、山や森も多い自然いっぱいのところ、くらいにしか思ってなかったのだけど、これがどっこい、もっと特筆すべき(?)場所だったのだ。下記赤枠がマリン郡。黄色の★が集結しているのがサンフランシスコ市内で私の行動範囲(履歴?)。

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サンフランシスコの街で働いてても、求める家の大きさや(良いといわれれる)公立学校の関係上、家族や子供ができると近隣の住宅地に引っ越すのも多いケース。実際にこのノースベイ、マリン地区を選ぶ人も周囲にも多くいる。確かに心地よい。

  1. 結構近い:SF中心から30~40分くらいで通えて(車でもいいし、なんとフェリービルディングから平日は通勤フェリーも出ている)
  2. 緑と潤い:シリコンバレー(南のほう)に比べると断然ノースベイのほうが緑の色が濃くて空気中の水分・イオン・潤いも多い(ような気がして)安心する。
  3. 公立学校も良い(ところが多いらしい)

と本気で引越しを考えてみたくらいだった。ちなみに賃貸アパート(家のほうが多いけど)であればSF市内と同程度予算で3ベッドルームに(共有プール&テニスコート)とかがデフォルトついてきたりする。ま、でも車は必須だが・・・。

それよりもなによりも知らなくてびっくりしたのが!その中にあるベルヴェディア(英語:Belvedere)という市の存在。Great Viewという意味のまち、サンフランシスコが一望できる小さな島。住人一人あたりの平均所得$113,595は州内で1位、全米で18位であり、人口2,000人以上の街では全米でも1位である[1]。(ウィキペディアより)

へー。究極の豪邸半島(&公的なものはヨットクラブだけ)の市なのである。そんな豪邸もきっと別荘とかなんだろう、半島の向かいに住む知人に聞いてみたら、通常的に電気がつく家とかはほぼないね、と。

もちろんマリンカウンティは広いので、そんな億万長者ばかりでもなく普通に過ごせるところも多い。あと、はじめていったときの感想がなんとなくあちこちにヨーロッパっぽいカフェがみられる、ことだったのだが、やっぱり人口も欧州系白人率が80%以上とのことらしい。これこそ、シリコンバレーのサウスベイの町々の雰囲気とも差が出るところかな。

観光名所も多いので、これから少しづつ制覇してみる予定。

  1. Mur Woods / Mur Beach 
  2. Stinson Beach 
  3. タマルパイアス州立公園
  4. エンジェルアイランド
  5. ポイントレイアス

こちらのブログ『マリンカウンティの暮らし』には大変お世話になっています。すばらしい基本情報地域情報ありがとうございます!やっぱり知らない土地にいっても一番頼りになる(語学・言語の問題ではなく、なんだろう、センスかな)のが、こういう日本の方の素敵なブログだ。

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パソロブレス ワイナリー Paso Robles

サンフランシスコとLAの中間に位置する、この素敵な田舎町パソロブレス。カリフォルニアの知人達にきいても知られてない、知名度がめちゃくちゃ低くてびっくりするのだが、実はカリフォルニアではナパソノマに次ぐ高品質なワインカントリーのひとつなんだとか。私もこの旅行の情報収集時に始めて知ったのだが、Zinfandel で相当有名なワインの生産地とのこと。多様な気候で多様な種類のプレミアムワインの生産に適しているらしい。もともと温泉がある地域だったとかで、温泉施設がある宿もあるので、日本人的にはナパ・ソノマとかよりもなんだか親しみわきやすいかも。笑)

Located along California's famed Central Coast, the Paso Robles winegrape growing region's climate is perfect for the production of award-winning premium wines. A long growing season of warm days and cool evenings give rise to vibrantly ripened fruit with dynamic flavor profiles that translate beautifully in your glass of Paso Robles wine.Traversing the landscape you will find 40,000 vineyard acres, producing more than 40 winegrape varieties - from Spanish to Italian, Bordeaux to Rhône, including the area's heritage variety Zinfandel. The styles of wine are diverse in this very distinct region.

日刊サンの、このサイトの説明もわかりやすいかな。

ナパ・ソノマ、メジャーなワインカントリーは既にカバーという方に是非お勧めしたいのが、パソロブレス。ロサンゼルスとサンフランシスコの中間地点に位置し、高品質でお手頃価格なワインの名産地として、近年急成長を遂げている。全体的な特徴としては、日照時間が長く、比較的安定した気候であるため、果実感がたっぷりのジューシーなワインが多いことが挙げられる。また、フランス・ローヌの品種、シラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの栽培にも力を入れている。』

 

今回期待値も事前情報も少なかったからかもしれないが、お勧めしたいヒット要素がてんこ盛り。

①温泉のあるパソロブレス・イン。一泊180ドル(+税金)程度で露天温泉お風呂つきの部屋に泊まれる。リーズナブルだしユニーク。部屋に入った瞬間、強烈な硫黄のにおいに包まれるが、なんだかそれもいとおしくなる。温泉だ~♪ということで許せちゃう。

②ローカルレストラン: Thomas Hill Organic . トーマス ヒル オーガニック。めちゃくちゃ都会モダンでかつおいしくて、地元ワインのイントロとしては完璧。きっちり座れる年齢の子供ならセーフだったけど、どちらかというと大人のレストラン。

③そしてワイナリー. 今回いったのは下記の4軒。商業的じゃないというか小さめなところが多いので、全体的にTastingで事前予約が必要なところも多め。下記は比較的有名どころで、予約なくてもOK。

上記レストランでいろいろ飲んで比較したうえで、J dusiのZinfandel に心底惚れたのだが、実際にワイナリーにも惚れた!!味やホスピタリティーも本格的だけどモダンでヒップな要素もあって、若年層とか初心者でも普通におしゃれバー感覚で楽しめる。もちろん箱買い。

一方世界的に有名なTurleyはZinfandelで賞をたくさんとるほどらしいが、ちょっと私達にはなんとなく総合的に敷居が高すぎたかも。ちょっと離れたところにあるHalter Ranchはワインもロケーションもテースティングサービスも総合的に花丸。エルメスかと思ってしまうほど誇り高くかかげられた『H』マークが印象的。絶景ワイン畑(丘)をみながらのバーカウンターも素敵。箱買いしてしまった。Halter Ranchに行く途中でみつけたAdelaidaも高台にテースティングバーがあって景観が素敵。周囲の原っぱにはくるみの木やナッツの木が綺麗に囲んでいて、娘は駆け回りながらくるみ拾いを楽しめた。ワインも多種を総合的に網羅していた。 

 

雨が降ってしまったので、普通にものすごく寒かった。ダウンジャケットは必須だ。(12月30日)3月17日~19日にZinfandel Weekend という祭りがあるようなので、春のパソ、是非再訪したいと思う。SF からでもLAからでも3時間半くらい。

VINTAGE PASO: MARCH 17 - 19, 2017

Enjoy the wine that put us on the map, Zinfandel, the first variety planted in Paso back in the 1880's.

 

追記:

mksfo.hatenablog.com

 

 

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サンフランシスコの1月は雨。雨。雨

サンフランシスコにも雨季がある。それは1~2月で、基本雨ふりなのだ。去年は娘の学校受験のために一時準備渡米で1月3日~14日までここにいたのだが、その際も85%くらい雨でめちゃくちゃ萎えたのを覚えている。今年もも1月2日から10日間くらい続いた。そして数日の晴れをはさんで、また雨振り続きになるよ、とのことだ。

『サンフランシスコのウリは冬も寒くならないのですごしやすい』とかきいていたけれど、なんとも朝夕は東京なみに寒いじゃないか!東京で使っていたダウンジャケットも普通に必要。

特にこのサンフランシスコの雨は何が大変かって、強風が伴うためにとりわけ寒く感じるし、傘の利用がとっても困難(なことが多い)。コントのように傘がくるっと折り返されてそのままふっ飛ばされそうになる。実際東京からもってきた折りたたみ傘が2本完全に破壊した。風も360度いろんな方向からくるのでかなり操縦も大変なのだ。皆が傘ではなくアウトドア用のフード付レインジャケットを着て・かぶって移動するのに本当に納得する。

ただでさえ、雨(=低気圧)で頭痛や疲労感がおしよせる体質なのに加え、雨だとママチャリが使えず移動も何かと時間と手間がかかり、本当に痛い!

うちから娘の学校までは歩いて15分くらいなのだが、坂道+雨&風にまみれてなので、なんだかんだで20分。ちょこちょこ遊び歩く娘の手をひいてなので、30分くらいみておいたほうがいい、くらい。

というわけで、1月のサンフランシスコに必須なのは

  1. 長靴
  2. ダウンジャケット(本物ダウン入りは昼間暑いからかさばるので薄めのキルトとかパフ程度で風よけ効果があり軽いものがいい)→私はコロンビアのOMNI HEATジャケットを愛用中。
  3. アウトドア用のレインジャケット(フード必須)
    (私は当面昔セールで買ったユニクロのMens メンズブロックテックパーカでしのいでいる)
  4. 芯のしっかりした傘

アウトドアブランドやアクティブウェアについてはまた別途。