SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

2月のサンフランシスコ 15度くらいで快適だけど雨は続く

まだ雨季は続いている。5~7日間くらい雨が続いて、また3日~4日に晴れ、そして、また雨。一日中ずーと全くとまらず降っている日もある。先週は幼稚園の送り迎えはほぼZip Car か歩きか。ママチャリの登場回数はがくんと減る。あ、やんだと思っても帰路におもいっきり降られたりする。

ただ二月に入ってめっきり温かくなった。今日も朝10時で17℃(62F)だし、最低気温も14度~15度(約50F)だから、なんだかんだで寒くない。ダウンジャケットは不要、ブーツも不要、セーターも不要、『半そでにフリースかパーカー』くらいな感じのいわゆるサンフランシスコの年中スタイルに戻った感じ。でも油断すると場所によっては風がつめたいので、外で遊ぶ子供と外出にはライトダウンジャケット(持参)はまだ必須かもしれない。

出張とか旅行とかする際に一番気になるのが、気温。つまり何をきれば(持っていけばいいか)。具体的な数字よりもこういう現地に住んでいる人のなにげない情報が一番役に立ったりする。半袖でいけるのか、ブーツか?ジージャンか、革ジャンか、ウールコートか、ライトダウンジャケットなのか、みたいな。

サンフランシスコ 天気 2月 洋服

半袖中心に羽織るものの、重ね着、ライトダウン的なものがあれば十分だろう。晴れてれば通常靴で大丈夫だけど、雨続きがあるので1月ど同様にレインコート的なものと、雨対策の靴(レインブーツかレインシューズ)は必要。

スノー用に買った(リーズナブルな)ダックブーツが雨天時の学校送り迎えの意外と重宝している。いわゆるレインブーツはおおがかりで脱ぐのが面倒なのと、相当土砂降りの日以外はなんかToo Muchな気もする。校庭は土とかで普通に汚れてたりするから、雨ふってなくてもこの手のブーツがなかなかいい感じ。

 

と、まとめると、この街のユニフォーム(?)は

  • アクティブウェアのボトムス(ヨガパンツ)
  • アクティブウェアのTシャツか長袖シャツ
    Athleisure アスリージャーと呼ばれるクツロギ系
  • フリースまたはアクティブウェアのスリムジャケット
    (雨天時パタゴニア等のレインパーカー)
  • スニーカー又はToms(雨天時はダックブーツかレインブーツ)

話題はそれるが、前にも書いたSFみんながはいてるルルレモン。その競合のGAPグループが買収したAthletaというブランドも、ママ達に大人気なんだとか。

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サンフランシスコ公立学校事情

サンフランシスコ市の公立学校システムは、まじでいけてない。公立学校そのものは本当に素晴らしいところもあるんだが、申し込みというか選択というかそのプロセスがなんともフラストレーション。どうしてこのまま放置されているのか、市民に許容されているのか、今回の大統領選の結果と等しく甚だしく疑問である。

 

義務教育である初等教育であるいわゆる小学校はグレードはK:キンダーガーテンからはじまり、Grade1, 2, 3, 4, 5まであり、6,7,8とミドルスクールが続く。

一般的には公立の学校とは『学区』制であり、住んでいる地区ごとにに決められた学校があり、あまり悩まずにそこに進学するというものだろう。しかし、サンフランシスコは市でもあり『郡』でもあるということより『全地域統一学区制』というものをひいて一元管理しているとのこと。

www.sfusd.edu

The San Francisco Unified School District (SFUSD) is the seventh largest school district in California, educating over 57,000 students every year. San Francisco is both a city and a county; therefore, SFUSD administers both the school district and the San Francisco County Office of Education (COE). This makes SFUSD a “single district county.”

これが何を意味するかというと、

  1. 統一学区内にある64校あるうちから好きに選んでね。希望20校(!)書いてね。
  2. でも人数制限あるから人気校はくじびきで決めるよ
  3. あ、希望とおりにいかないどころか、どこにも入れないケースもあるよ

ということなのだ。(実際に確認した)

待って待って、『義務』教育の概念はどこいっちゃったの?どこにも入れないリスクありってどうすりゃいいのよ。

手順は以下のとおり

  • 1月半ばまでに申し込み
  • 3月に第一ラウンド発表(私立もここで発表)
  • 5月に第二ラウンド発表(私立や転居家族との調整)
    →ちなみに6月前半で学期は終了。そこから2ヵ月半は夏季休暇のため自由行動
  • 8月に学校はじまるが直前に第三、第四ラウンド調整
  • 9月になってようやく第5ラウンド最終確定
    →私立に枠があいたりしてそこに動く人がいると公立も枠が空いてとか玉突きになるみたい

突っ込みどころ満載すぎて言葉にもならない。そもそもサンフランシスコ市の面積は122平方KM(10KMかける12KMの長方形におさまる感じ)、外周44KM。そのくらい小さい街なので、どこの学校になろうといいでしょ、どうせ車だし、そもそも希望出せるんだから的な感覚なんだろうか・・・。こんなところまでも自己責任の街。つくづく疲れる。品川に住んでるけど新宿の(小)学校に行くケースも十分ありえるってことだ。中学校高校ならまだしも・・・。

 

ということで、4~5歳を迎える子供をもつ親の選択肢は3つ

  1. 本命に入れたらラッキー。それ以外でも一年踏ん張り毎年公立・私立ともに空枠申し込みする
  2. 事前にお受験準備で私立学校になんとかもぐりこむ:年間200万~400万円(+寄付金)
  3. 『良い』公立学校保証の周辺地区に引っ越す
    イーストベイ、ノースベイ、シリコンバレー

とはいえ、住民の回転率も比較的高いし、ともかく私立にいれたいというお金持ちもめちゃくちゃ多いし、なんとか収まっているというのが実情のようだ。さすがにくじ引きといっても人手が介在していて距離も考慮はしてくれていると思う、というのが経験者達の感想だ。

一方で、私立が全部だめだった、公立も結局遠いところだけだったみたいな友人もいて、上記1.の選択肢で3年後に私立に異動したというケースもきく。

うちはいろいろあって、渡米直後でよくわからなかったのもあり(期間限定と決めて)私立になんとか入らせてもらったものの、現在再度このプロセスをやり直し中。

ちなみに学校はこのサイトでいろいろ情報開示されているのでこれは必見。生徒の成績の統計情報や、親の収入バランス要素、人種比率も。前にも書いたが、不動産の情報サイトらにもこれらの情報が連携されていて、学校のスコアを1~10(おそらく高スコア8~10狙い)で参照しながら家を選ぶのが標準となっている。

www.greatschools.org

ちなみに、先日サンフランシスコはアジアの街、とも書いたが、SFUSDの統一学区にいる子供達のデータからもそれが少しみてとれる。

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旧正月、Lunar New Year。。。サンフランシスコ春節事情

Lyftのドライバーによく言われるのは、サンフランシスコはチャイニーズの街でもある、ということだ。そこまで意識してみなかったが、今回旧正月時期を過ごしてみて、この『チャイニーズニューイヤー』が大きなイベントであることを実感した。

  1. スポーツTV観戦時の広告などでもHappy Chinese New Yearと敬意を払って特別ごと
    (※カリー選手も中国風衣装とかきちゃってCMに出てたり!)
  2. スポーツチームのユニフォームも(期間中)漢字表記もあり
  3. 高級ブランド(ティファニー、ルブタンなど)などもこれぞと旧正月系のデザインものや広告を打ち出してくる(※インスタグラムで流れてる)

ま、中国の文化的にはこれがクリスマス商戦みたいなもんだといってしまえば確かにそれをターゲットにしているエンタメやリテール業界がくいつくのは当たり前なんだが、ちょっと違和感が・・・というより、『あ、ここは半分中国なのね』という納得感があった。干支(酉)のモチーフのティファニーデザインとか東京では聞いたことないよね?

ちなみに、チャイナタウンではいろいろイベント目白押しのようだし、有名なパレード(サウスウェスト航空がスポンサー)も11日に予定されている。アジア芸術美術館で子供向けにやっていたイベントには顔だしてきたが、こちらもチャイニーズアメリカンスクールとか中華系学校の出し物発表会、といった感じだったかな。

スポーツ事情:NBA Golden State Warriors のStephen Curryにはまる

スポーツつながりで告白するが、実はこっちにきてすぐにサンフランシスコ(というかその近郊の代表)のチーム Golden State Warriors ゴールデン ステート ウォーリアーズが優勝するかしないか、みたいな状況の中だったのですぐにハマったのだ。これまで基本スポーツ観戦とは縁のない人生だった。(※オリンピックは除く)野球はなんかおじさんくさいし、サッカーはいまいちコート広すぎてみてるほうが疲れるし、クリケット(オーストラリアにて)は長いし、アメフトはなんか痛そうだし、ラグビーは泥臭いし。こっちにきて毎日のようにゴールデンタイムでやっているバスケットをなんとなく見始めてから、なんだかんだでファンになっていた。笑)

www.nba.com

理由は明確で

  1. スターのカリー(Stephen Curry)がカッコいい
  2. チームとして強い(今一番)
  3. ルールがわかりやすいしコートが狭い
    →スターの顔と役目と素敵プレーがわかりやすい
  4. ほぼ毎日やってる

なんだかんだで90%くらいは1.の要素占める。彼のプレーがすごいのはもちろんなんだけど、魅力は彼のキュートな『瞳』。肌も素敵な褐色で、そもそもハーフ??人種はなんなんだろうという素朴な疑問が頭からはなれず・・・アフリカンアメリカン(黒人)のパパもNBAプレイヤーだったらしい。ママカリー(TVでもそう呼んでいた)が先日試合後のインタビューに答えていたが、彼女のルーツがアフリカンアメリカンに加えて少しミックスみたいだった。白人とのハーフ説もあるようだったが違うようだ。なんだろう、結局そんなのはどうでもいいんだけど、本当に綺麗なミックス(inter-racial)のなせる業だな~とみとれてしまう瞳なのだ。

※これこそどうでもいいけど、「CSI:科学捜査班」でウォリック・ブラウン役をのゲイリー・ドゥーダンの瞳にめちゃくちゃ憧れた経歴がある私。そこがツボなんだと妙にな納得。

ちなみに、娘の学校でもほぼみんな男女ともバスケットボールを放課後やっているので、娘も興味津々な上に、(元々NBAファンで詳しい)パパと一緒にみられることが何よりも嬉しいようで毎晩楽しみにしている。

彼女のお気に入りはZaza (グルジア出身)選手。最近では他の選手の名前と背番号も詳しくなってパパと一緒に応援に励んでいる。

 

スーパーボール #SB51

アメリカの中の一番アメリカな経験として、スーパーボールをテレビ観戦した。ちゃんとみたのは初めてだ。ラグビーボールっぽいのを前に進めることくらいしかルールをしらない(えせ)にわかファンの私が、これまたアメリカの大人気ヒーロー中のヒーロー、トムさんチームを応援することにしてみた。ビクトリアシークレットでお馴染みのモデルのジゼルの旦那様くらいの情報しかない中で・・・。苦笑)

今年はなによりもLady GAGAのハーフタイムショーを目当てに観た人も多いときく。1億人以上の人がみるスーパーボウル広告業界でも一台イベント(ビジネス)!これまでの仕事柄そのネタはたくさん語ってきたが、このTV広告らをライブでみるのも初だったので、なかなか貴重な時間だったといえよう。

forbesjapan.com

そしてやっぱり感動したのがLady GAGA のショー。いろいろ政治系のところでうわさされる中での、したたかなアーティストとしての主張が自然でかつ自分らしく。13分ちょっとの間にこれほど安心(納得)して共感してかつ万人アメリカエンタメとして楽しめてというのが素晴らしい。あえて主張しないけれど自分の作品を堂々と利用して主張する。これこそ、アーティスト!

youtu.be

ちなみに、途中で眠くなった眠くなった娘と一緒に寝てしまった私はトムさんチームの逆転劇はみれなくて、のちほどハイライトで堪能した。アメフトそのものがなんでこんな人気あるのか疑問は残るものの、シーズンものお祭りモノはなんでも一生懸命楽しむ主義なのでよしとしよう。

 

ちょうど先日飛行機内でアメフトは頭に悪いよ、という暴露映画をみたあとだったので、そりゃそうだろうな~という思いとともに。

www.kinenote.com