ワーママの、ワークライフバランスの鍵は、どこまでアウトソースするか、できるかにつきる。広尾ライフのときは、①私の両親、②ベビーシッター、③ハウスキーパー、④クリーニング(背広とかの)⑤食事宅配サービス、が比較的楽に揃ったので、(というか妊娠前から②以外は利用してたから事実上②ベビーシッター、だけだし)なんとかまわっていた、生きていた気がする。
国内・海外を問わず、引っ越すとそのアウトソースインフラをイチから構築しないといけないので、そこが痛い。情報網を作り、情報集めて、比較して、試して、比較して、評価して。またニーズがかわってとか。
<掃除系>
サンフランシスコでまず探したのが、③と④。ドライクリーニングはあまりに高くて驚愕した。目抜き通りであるマーケットストリートには、昔ながらの店舗もいっぱい並んでいるのだが、おしなべて高いし自分でいくのも大変。シャツで3ドル、男性用スーツジャケットで10ドル~15ドルとか(+税金)。オンライン宅配サービスもアプリもたくさんあるものの、サービスパッケージ種類がいろいろありすぎて比較検討大変!デリバリーやピックアップ1週間に絶対決まった時間にしかもってきてくれなかったり、選択する時間枠がやたら長かったり。結論旦那の会社でできることがわかって、即停止。 Rinse , Washioというサービスも結局つかわなかった。
③のハウスキーパー。Work From Home も多いため家に時間も多いので自分でやれ、って感じだけど、やっぱりお風呂掃除とかの集中掃除要員として確保しておきたい。従来の店舗型サービスも多いみたいだけど、ここはサンフランシスコ流に困ったらアプリ。
最初、マンションでプロモーションしていたFairy (ホテルみたいに毎日きてすこしづつきれいにする)を試用したが、いまいちニーズにあわず、平行して同じマンションに出入りする人の紹介で数人試したが、数回トラブル(私の家ではないんだけど)を聞いて、出入り禁止になったりとかで即やめた。最終的にオンデマンドで柔軟に対応してくれる、Handyというサービス(アプリ) でようやくいい人がみつかった。
<育児系>
ベビーシッター探しは、うちの企業とかでも福利厚生で利用されているCare.comというサービスをメインで利用。これは掃除とか個人教師とかそういうのも探してマッチングできるプラットフォーム。育児に限らず、パートナーケア(介護系)というのも対象。クラシファイドのクレイグリストもまだ健在だけど、こちらは月額有料会員制のビジネスモデル。一度探してしまったら終わり、という簡単なものではないので常にニーズがある、月額はらってでも探したい、という感じだろう。
ChildCareでシッター募集をしてみると、すぐに8~10名程度の応募があり、アプリ上でやりとりする。バックグラウンドチェックというオプションもあって、運転レコードとか犯罪者履歴?とかチェックしてくれる。それぞれ50ドルとか130ドルとか払う。(もちろん完全じゃないという補足つき)そのまますぐ雇って支払って、とトランザクションを終えることもできるみたいだけど、ここからはだいたい、みんな電話番号を教えあって電話のTextでいろいろつめていくのがプロトコルのよう。市内に住んでいて、たばこNGで、ペットフレンドリーで、女性で、言語は英語と日本語で、とか、いろいろ絞込みもできる。ここからはCtoC Marketing の力量が問われる。メルカリなんかもそうだけど、結局イチ個人対イチ個人とのやりとりなので、もろもろ自己責任。かつ、曖昧な募集だとコミュニケーションコストもそれなりにかかる。
応募者は学生から本業保育士系まで本当にいろいろ。そこからのプロセスは、アプリであろうが、従来の紹介型であろうが、ウマとニーズが合う人をみつけるまで面接する、って感じかな。うちの会社のエライ女性陣が確かNYで、ナニーをみつけるまで30人面接した、っていってたけど、どこの町でも育児アウトソースは大変だ。私も結局、5人目とのコミュニケーションに突入。Wish me luck!
ちなみに、育児ケアのサービスカテゴリ的には
- Full Time (ナニーフルタイム)
- Part Time (週X回とか、でもレギュラー)
- After School Care (放課後時間帯)
- Weekend Care (土日のサービス)
- Dates Night Care (夜7時~とかイレギュラー系)
- Backup Care (これもイレギュラー)
という感じ。私の場合は、まずニーズ(上記カテゴリにあわせていつ、何時、何曜日、頻度)の明確化も平行して行っていったので、ちょっと大変だった。結局学校や習い事のスケジュール、日本時間の仕事(カリフォルニアの5時が、日本の朝9時)による育児サポートニーズ、とかが決まりきってない状態だと、前に進まず断念。自給は10ドル~25ドルという範囲での表示が多いが、実際20ドルくらいが妥当だとか。
日本で使っていた、Japan Babysitter Service がなつかしい。恋しい。