SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。No Car ライフスタイルで、テク企業勤務しながらアラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中

マンションライフもコミュニティ重視

サンフランシスコ市内には最近、Condo といわれる、いわゆるアパート、マンションも増えてきてる。アメリカ人は、基本『家(ハウス)』が好きなのだろう、不動産も基本『家』のほうが『Condo』より格が上(というか人気)物件になるが、都会ライフに慣れてる私達は常に管理人がいたり、24時間警備だったり、なんだかんだでメンテナンスしてくれる(相談できる)人がいるマンションライフのほうが快適で心地よかったりする。新しさも嬉しい。

 

ちなみにサンフランシスコの『家』は基本新築ではないので、超古い、ところからスタート。50年とかざらだし、たとえ2ベッドルームで1.5億円とか払って家購入しても、メンテナンスは権利ではなく、義務に近い。かつ自分勝手にはできず不自由さ極まりないとか。都度『市の行政』に許可をとってからでないと修復すらできない、と嘆いている。歴史的な景観を重視するため、とおりに面した見える部分の修復はガラス1枚でも許可がいるんだって。(もちろん行政なんで効率よく許可がとれるとも限らない)でも、やっぱり『家』は人気なんだよね。

 

というわけで、私達は新築賃貸マンションに即決したわけだが、そのライフもなかなかおもしろい。サンフランシスコという街の文化がそうなんだろうが、『コミュニティ形成・貢献』というのをものすごく重視する。コミュニティといっても、いろいろあって、まず①同じマンションに住む人たちの中のコミュニティ。それから、②その地域や経済、ローカル発展への貢献みたいな外むきのコミュニティ。

①では、住民がActive Building という居住住民コミュニティー管理オンラインSNSサービスに登録・利用し、SNSとして活用、発信したり、情報交換したりする。個人情報公開はもちろんオプションだが、若い人が多いからか、基本ある程度の(家賃高いし)信頼度があるとみなしてか、思ったより皆積極的に公開発信している。部屋番号さえわかれば個人特定しなくても連絡がとれる仕組みもある。マンション管理会社側も、コミュニティマネージャー、コミュニティ開発担当、みたいな役割の人がオフィスに常駐している。

たとえば、

  • 近所のスタートアップ・ケータリング会社を使って、毎週日曜のブランチパーティをマンション側が開催
  • 地域の若手デザイナーとイベント会社を起用して、(地域メディアもちゃんとよんで)ファッションショー
  • ローカルの若手美術家の作品を待合室やパーティ会場に設置したり、そのまま販売
  • 科学美術館のイベントとコラボして、夜の特別アクセス権をつけてみたり
  • 音楽ルームを使って、ローカルなワインとともに地域の音楽家とジャズイベントを開いたり
  • ジムやヨガルームを活用して、近所のヨガ先生やスポーツ講師をよんで、毎週ヨガプログラムやブートキャンプを実施したり
  • 犬(がものすごく多いので)向けのパーティを中庭で開催したり
  • 毎日5~6時限定で、ハッピーアワーで無料で地ビールが飲めたり
  • 土地の一部を一般にも開放して、コミュニティガーデンとして園芸できるようにしてたり

と、かなり積極的にコミュニティー開発努力をしているし、おもしろい。そういうのも土地開発の条件でかなり市の条例で決まっているんだろう。

新参者の私たちにとってはこれらの一連のイベントは本当に助かっている。完成前から住んでいる私達(と、ほかに20名くらいかな)パイオニア居住者という扱いで、いい意味でマネジメントオフィスとも周囲とも関係が比較的濃く、長屋のご近所さん、的なぬくもりがある。小さな子供がいる家族というのも、3~4軒くらいしかないので、そのつながりも助かるし嬉しい。米国内外からのさまざまな地域から寄り集まってきているコミュニティなので、ほんとうにいろんな人がいる。土地柄LGBTフレンドリーな色も濃く、ママが二人、とか、異性カップルとかのほうがたまにめずらしくみえてくるほど。

 

90%くらいの住民が飼ってる犬のしつけに一部問題があったり、壁や床が薄いから、夜中の足音がうるさかったり、防犯のための街灯が24時間まぶしすぎたり、家賃の割には付属品の電子レンジがすぐ壊れやすかったり、駐車場の自動ドアが壊れっぱなしだったり、警備の人が居眠りしすぎ、とかマイナートラブルはあげればそれなりにあるんだけど、ま、それも含めていろんな刺激にもまれながら、文句もいいながら、ひとつひとつ解決しながら知恵をしぼって生活する、のが楽しい毎日である。