SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

面接時のダイバーシティ、男女

テクノロジー企業の面接ネタ・まだまだ続く

  • リクルーターはほぼ女性!(1社のみ男性あり)
  • それ以降、ほぼ男性!
  • 面接は100%男性!

というのがこれまでのサンフランシスコでのテクノロジー系就活の経験値。

 

さて、私は某グローバル企業で、採用する側として四半期に多いときは30−40人程度面接をこなしてきた。(別に採用部門にいたわけではない)ダイバーシティインクルージョン(人材の多様性とそれを推進・寛容・受容する企業文化強化の取り組み)の一貫で、最低5人くらいの面接のうち、必ず一人は、

  • 他文化・言語圏(多数は日本語だったら、英語ネーティブ
  • 異性(多数が男性の場合は、女性。反対もあり)
    ※ここでは本来LBGT等もいれると議論が複雑になるので一旦省略。それらは質問等で考え方をカバーする

というルールがあった。要は候補者が男女どちらであっても、面接が全員同じような文化カテゴリ(日本語圏の男性)のみ、だと、よろしくないというわけだ。日本語圏男性候補者が、日本語圏の男性のみに面接で評価されると、そればかりの経験値・考え方に踏襲されて、結果多様性に反するような「おなじグループ」ができてしまうから、ということで。

 

※もちろん、多様性は必ずしも文化と性別だけではないのですが、ここでは一番わかりやすく対応が明確にできるアクションということで。

 

と、前置きが長くなったが、そんなわけで、私(女性)は他部門の他部署の面接まで駆り出されて行っていたというわけだ。概ね面接で登場するヒト達もやっぱりこれでまで男性ばかりだったので、わざわざ女性が一緒に仕事するヒト、という形で面接に参加するのだ。男性候補にとっても、「あ、女性管理職って普通にいるんですね」という印象を与えるのと、女性候補者にとっては「あ、女性もいる、働きやすいか本音も聞ける」といった安心感?を与えるため。もちろん逆もあると思う。女性オンリーな職場のケースはその逆も絶対大切。つまりマイノリティーがきっちり意識(差別ではない)されているか、表面化されているか、それについてどう考えるか、の企業側の指針だと思う。

 

で、今回、実際に受ける側にたってみると、本当にこれって重要だなーといまさらながら思う。

 

うん、基本最初のリクルーターのコール以外は基本男性だし、先日は5人ほど立て続けに面接だったが5人とも当たり前のように男性だった。聞いてみたら、あれ、そうだった?そうかもね、うちの組織男性多いかもねー。言われてみて皆気づく、みたいな。

 

もう、酸いも甘いも?知ったこの年齢になると、格別に威圧されたり差別されてる感も全くないが、正直、「やっぱりなぁ、うーん、やっていけるかなぁ。あわないかもなぁ。」と無意識のうちにもつい思ってしまうのも正直なところ。そうだよねー!!的なプラスの壮大なエネルギーが格別わかなくなる。ヒトとしてその企業で働くことに共感しづらく思える、という感じかな。(※個人の感想です)

 

勝手なまとめ

なんでもバランス。企業として本気で多様性を推進したいケースは、やっぱり採用時のコミュニケーションサイクルの中で、最低一人は、「あれ、なんか違うヒトが出てきた」的な印象を与えられる人材を混ぜたほうがいい。簡単なところからは男女、言語、文化圏、コミュニケーションスタイルの違い。など。

 

※すべて個人の感想