SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

サンフランシスコ ハロウィーン事情

東京広尾。外国大使館や駐在員が多いインターナショナルな街なのでずっとハロウィーンをしっかり楽しんでいた。広尾コミュニティがおそらく80年代くらいにはじめたアメリカン&インターナショナルスクールの生徒などを対象にしたTrick or Treating も500人規模の子供達を迎えるほどの規模だ。私達のアパートも近所のキッズのホームベースとして活躍していて、毎年数百とスナック菓子を用意したものだ。

 

今年は本場アメリカでの初ハロウィーン。今では日本でも商業的にもメディア的にも100%市民権を得た季節の祭りとなっているが、こちらも9月終わりくらいから人も店も街も、かぼちゃ&オレンジ三昧で、気分が盛り上がる。そんな中、2点ほど新鮮だったのは、

  • コスチューム選択についての注意喚起ー『特定の文化』にまつわるものを避けること。これは大人(work appropriateかどうか)向けも子供向けもだ。たとえば、芸者(Japanese)、とかポカホンタス(Native American)とかをカルチャー的な要素をステレオタイプで誇張したものは誰かを不快にさせることになるかもしれないので、極力避けなさい、ということ。学校でも注意喚起のメールが数回回ってきた。結論、古典的な魔女がらみ、映画の中の人物、スーパーヒーロー、ディズニーなどが無難とされる・・・。
  • Day of the Dead (Día de Muertos)  死者の日というメキシコ(+他諸国も?)のお祭りとの連携。ハロウィーンの翌日11月1日、2日に死者の霊が帰ってくるとのことで、意味合いは日本の『お盆』だけど、それを盛大にパーティモードで祝うもの。007の映画でJames Bondがパレードにまぎれていたのが記憶に新しい。骸骨をポップにアートに模したコスチュームやメイクアップが、日本のハロィウンシーンではさすがにあまりみかけないが、こちらではコラボしているのが多かった。f:id:mksfo:20161107035557p:plain

学校では、就学前のスクールでのイベントが禁じられてるのか、基本は義務教育であるキンダーガーデンからイベント参加。うちのこはその前のTKクラスなので、学校でのコスチュームやらセレブレーションは一切なし。そのかわり、地域のイベントやパレードに個人として参加するのだ。

ミッション地区に大きなパレード(2時)があり、ファミリーの多いNoe Valley地区、Core Valley 地区などのTrick or Treatは大規模で治安がよくて、大変有名らしい。だいたい4時くらいから7時くらいまで。

どこのストリートからはじめるのがいいか、等このあたりの詳しいローカル情報は地域の人の口コミ、ママ友おすすめ、経験者、コミュニティベースが肝。日本でいうローカルな盆踊りや夏祭りは、やまほどあるからいちいちネットで調べないように・・・。

クラスメートはそのあたりに住む人が多いので、そちらのコミュニティ参加が多かったが、私達はマンションでママ友と一緒に独自にキッズパーティをホストした。すでに300近いUnitが埋まったマンションなので、参加者も十分いたのと、安全で楽だから。パーティルーム&BBQエリア、マンション内と近所で15箇所くらい回ったら雨も降ってきたので、子供はテレビ、大人はラウンジルームでまったり!

初アメリカハロウィーンかつ、初パーティホスト。なかなかのできばえだったかなぁ~。笑)

ママチャリ欠点 その2

サンフランシスコの治安は、いいか悪いか微妙なところだ。(他のアメリカの都市と比べて)殺人とか銃撃戦とかはかなり低いんだと思うものの、中心街はドラッグ中毒者か?と思われるクレージーな浮浪者もいるし、車の窓ガラスが割られてる(自動車内の盗難)ケースも多い。友人も先日Zip Carで目抜き通りにとめていたら、窓ガラスが割られて、たまたま忘れていったiPoneが盗まれて大変だったらしい。

そんなもんだから、道には実はガラスの破片が思ったより多いのだ。ママチャリにとってこれは痛い。何かをよけるひょうしに、ガラスを踏んでしまったらしく、気がついたらパンクしてた!

日本のママチャリは、特殊サイズなようで、市内によくみかける自転車やさん、での装備では不十分。なんとかパンクしたところを部分修復してもらったが、タイヤごと交換みたいなことは無理そう・・・。

サンフランシスコはそういうストリート軽犯罪者とかホームレスが多い、というのは『この街の特徴』くらいにしか思われてないらしい・・・ポリスも、あまりに数が多いのでそんな真剣に取り扱ってはくれないよ、というのが先述の友人の話。夜とかでもそこまで身の危険は感じないものの、『道を綺麗に(掃除とか、摘発とか)すれば街も治安ももっとぐっと素敵になるのに』と思われる残念なところが多いのが、少し寂しい。

ガラスの破片には気をつけよう!

誰もやらない、誰もできないことを地味にやる

アメリカのテク企業に10年近く勤務しているが、ビジネスの対象マーケットは日本かつ、大企業を相手にするB2B。良くも悪くもおのずと周囲や文化は日本企業っぽくなる。ビジネス規模、社員規模も大きくなれば、圧倒的にグローバルカルチャーよりも日本ビジネスカルチャーのほうが強くなってくるのだ。

そんな中で、こちらにきて、サンフランシスコオフィスの人たちと働くのが多くなって、グローバルのそれぞれの橋渡し的な役どころもするようになって、(所属はまだ日本なんだが)一番感じるのが、『仕事』の価値や姿勢にたいする考え方の違い。

たとえば、

  • 新しい組織のスタートアップ、メンバー組成から業務整理・定義・管理
  • その中で、15人を超えるメンバーのミドルマネジメントを定義して、こなす
  • 組織間の点と点を点と点(4つ以上の、という意味)をつないで、大きな面にする(とか違うものに発展させる)
  • グローバル管理体制へ、積極的に物申す、ローカルの言い分や成功をグローバルチームにこまめに発信する

的なことを私は地味にやっているのだが、それらの具体的な動き方や考え方に対する評価が概して高く、思いのほかポジティブ。こういうわかりにくい隙間業務(誰もやらない、誰も決めない)とかを自分でみつけて作って、外堀かためつつポジティブに埋めていく、というアプローチに対しての姿勢の違いなのかな。ここで評価とは、出世とかパフォーマンス評価(成績表)ではなく、もっと広い意味でのこと。

アメリカでも企業文化の違いでよく、『過去実績重視の東海岸、将来の貢献やアイデア重視の西海岸』とよばれる、そのカリフォルニアのテク企業周辺だからかもしれないが、

未来目線で、誰もやってない、やらない、他に誰もできない、ところに目をつけて手を入れて、かつ、つなげていく。というのが好きなんだろう。

営業で売上XXX獲得!とか、経費削減Y%!とかではなく、私の役どころはかなり地味なところなんで、あまり期待もしていなかったが、そういう実績に対して、思いもよらずポジティブな反応を最近たくさんもらうことができて、なかなか嬉しい。そういうのをわかってくれる(将来の)上司候補がいることに、新鮮な驚きをもらう日々。

 

思えば、日本では決められた業務をみんなにわかりやすい尺度や方法(つまりは既存のやり方)を一番うまく目立つようにやる、というのがわかりやすい高評価の方法で、その中で狭いパイで競いあってる感じだ。結局、評価システムも、基準は型はグローバルであっても、一定の企業文化をもつマジョリティーの上級管理職の裁量でどうにでもなるものだ。そんな中でひとりマイノリティーの立場でもがいていたのが、アホに思えてきた。『戦う』意義はあったので後悔はしていないが、井の中の蛙、ゆでガエルというか、自分自身も狭くなってたのに気がつき反省する。

 

上司を含むや職場環境は2~3年でかえるのが個人にとっても企業全体にとってもヘルシーなんだろう、と改めて思う。市場も企業も流動性が大事。変化のないところには、発展・創造はうまれない。

自由に柔軟に、凛としなやかに、いこう。

 

Parent Square 学校PTAソーシャルツール

親と教師、そして基金管理団体、と、これがまたとってもアクティブ。学校の正式告知や、主任からの週次報告、写真シェア、アフタースクールプログラムのお知らせやら、各種お申し込み、親の親交イベントのお知らせ、ママ会の告知などなど。毎日必ず2~3通は目を通すイメージ。申し込みは、基本早いもの順なので、スルーってわけにもいかず、適宜タイムリーにチェックしないと損するような感覚。そもそも、全くはじめてなので、アメリカ学校の年間予定のおおよその感覚がないのもツライところ。

 

『November Conference』といわれてもそれがなんなのか知らないし、その期間は子供は学校なし、キャンプ(保育)ありって今さらいわれても・・・しかも、その二日間は保育は2時までだけ、とか、先着順X名のみとか。中途半端!

 

なんだかんだで10月から休業&一時リタイアする計画は頓挫して(仕事に残れるだけありがたい話なんだが)、公私ともにめっきり忙しい10月11月。数日間でオンデマンドでベビーシッター要請できるインフラがまだまだ整ってない上で、数ヶ月先の仕事の予定をやりくりしないといけないところが、少しツライところだ。

 

とぼやいてたら、今度はとある先生の誕生日のお知らせ。翌日にサプライズで全員がそれぞれお手製のカードと『あれこれ』を持参しよう~。とこんな感じで素敵な取組みが盛りだくさんなんだが、もう少し早くいってくれ・・・。

オンデマンド・デリバリー事情その② Amazon Fresh!

もともとオンラインショッピングは、日米アカウントともPrime会員だし、アマゾンロイヤルユーザーの私。ただ、最近いろいろサービスが多くていまいちわかりずらくなってきた。得なんだか、いまいちなんだが、それぞれ何が嬉しいのかとか。Pantry やらFreshやら。それぞれの買い物カゴは一体どれか、とか。

そんな中、いわゆる昔ながらの郵送の個人ダイレクトーメールでのクーポンラッシュが相次ぐ。特にアマゾンフレッシュ、と、アマゾンプライムビデオのプロモーションだ。それぞれクーポンコードがついているけど、オンラインでも無料トライアルとかやってるし、結局どっちが得なのかとか計算しようとか思ってるうちに面倒になってきた。クーポンもダブルカウントできる、とかシンプルにしないとやる気がうせるものだと学習した。

とはいえ、うちのマンションにアマゾンフレッシュ(食材とか日用品のオンデマンド配達)の緑のバッグが大量に届けられるので、やってみることにした。

 

『朝7時前』到着も選べるから翌日の朝ごはんに間に合うぜ、的なフレコミなんだけど、当日にこないのはなんだかな~と思いつつ楽しみに待っていたら、なんと来なかった!というか45ドルくらいの買い物バッグが行方不明に!そもそも朝6時30分に予期せぬテクニカルエラーのため2~3時間遅れるかも?的なメールがきて、その後ノーコンタクト。そのままなぜか行方不明に。

 

確かに、うちのマンションは似たようないでたちでかつ住所が微妙に違う建物が6棟くらいあって、入り口もそれぞれ3箇所くらいあるから迷ったのかも?しれないんだけど、他の人には届いてるし!私のアマゾンの通常商品はいつもちゃんと届くし!ということで、初回からスベったので、縁がないかも。だいたい当日1~2時間以内できっちり普通に自分の知ってる店で買ってくれるインスタカート( instacart )のほうが私のニーズにはあってるようだ。

 

このアマゾンフレッシュ、ユーザーエクスペリエンス的には、育児休暇中に使っていたCo Op 生協サービスの感覚に似ている。基本的に定期便になっていて、便利なんだけど、当日宅配(変更)とかできないし、余裕をもって家にいないといけないし、『今ほしいんだけど』ニーズにはあってない。

 

次回からは以下のサービスも経験してみないと!

  • Blue Apron
    レシピとその食材セット(調味料まで計量済)を送ってくれるサービス。契約農家などの産地も明確、おしゃれなレシピなども多くNYなど都市圏で大人気とか。1人前で1000円。でも、アメリカの人って『料理=レシピがないと』の人が結構多くて私はそこからびっくり。決められた食材で決められたものしかできないプロセスって、何が楽しいんだか。目の前にあるものから、好き勝手に組み合わせて創造していくいい加減派の私には向かないかも?のちほどご報告予定。
  • Postmates  
    全国展開しているオンデマンドデリバリー。食事もそうなんだけど、スーパーのTrader Joe'sが自己配送がなくなって、サンフランシスコではこのサービスで配達してもらえるらしい。 Trader Joe's大好きだし、Whole Foodsより『かなり安い』のだけど近所にないのでちょっと面倒。これで楽になるといいかな。