SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

TKとは? Transitional Kindergarten

アメリカでキンダーガーデンは、基本的に初等教育の一環(義務教育)で、ある意味小学校のはじまりのようなもの。細かくは州ごとに違うようだけど、日本と異なり、9月から学期が始まるアメリカでは、その入学学年のカウントの仕方でいろいろ変化があったようで。カリフォルニアで意外と最近、2010年あたりに法律変更があって、幼稚園が2年制でもよくなった。

 

日本では、4月2日生まれが『学年』の区切となるが、カリフォルニアの学校ではもともと12月3日生まれだったようで、それを『9月2日』に繰り上げた。それだと9月2日~12月3日生まれの幼児はひとつづつ進学が年齢的に早すぎることになってしまうらしく、一学年さげましょう、で、準備期間の公立機関(公立学校もある、義務ではない)を用意しましょう、という救済策らしい。なので、9月2日~12月3日生まれの幼児だけ年中さんという特別2年間幼児教育?ができて、一学年さげて教育スタートするイメージ。

www.tkcalifornia.org

うちの娘は、春生まれなので、受験や申込・受入プロセスは基本一般のK、Kinder Gartenで行ったのであるが、3日後に先生と合意した上でTKにうつしてはじめることにした。同じ学校校舎に前年からTKも創設されたのでロジスティックスはかわらない中で、日本で保育園生活(教育とはみなされない)しかしてない、かつ英語もままならない上に、環境もかわったばっかりでいきなり構造化された授業ライフは、負担が大きいだろうと。Kだと1クラス24人もいるし(先生は二人)一応それなりの進学校なんだろうか、Kクラスはいきなり初週からヨミカキ、プレゼン(show & tell) が進んでて、前年プレスクールでやってるよね、というのが前提だから、確かにうちのこにはGAPがありすぎた。笑)

 

TKは、12人のクラスで先生もふたり。本当にいろんな意味でトランジション、中のうちの子には完璧な環境だと思われるので、よかった。もともと日本にいても、今年の4月から年中になるわけだったし、(小さく生まれたとか健康面でも)基本的発達が半年遅れぐらいだから、ある意味ぴったりかんかんだ。

うちの会社の教育熱心なアメリカの先輩ママ(特に中華系ルーツのある教育ママとか?)なんかにもいろいろ聞いてみたが、実際、ゆとりをもってはじめたほうが、自信とかリーダーシップとか余裕とかそういう面でもプラスの要素が大きいみたい。ということで、夏生まれくらいでもTKを希望する親も多くなっているんだとか。キャパに限りがあるので、断られるケースが多い中、うちは特別待遇?なのかもしれない。そもそも日本と違って、正確な年月よりも、その子の発達度合いみて、ベストなタイミングを教育者および親で合意して決める、的な自由度があるみたい。多種多様な文化や考え方がいりまじってるから、半年や1年くらいの誤差なんてどうでもよくない?という感じかしら。大人になると尚更そう思うわよね・・・。

おかげさまで、本人はほぼ1ヶ月経過で、完全に馴染んで、学習意欲も自らわいて、ともかく日々ハッピーそうである。(もともとハッピー体質ではあるが)つたない英語でどうコミュニケーションとれてるかはいまだに謎だが、保育園時代同様、なんだかんだで『わが道を行く』タイプのコメディアン気質を発揮、変な笑いもとりつつ、クラス内プレゼンス(?)も高いらしい。

ボーイズたちに朝『Ohoh, here she come! 』とか微妙なトーンで言われてるので、疎まれてるのかと思いきや、先生いわく『逆』であるらしい。とにもかくにも、ひと段落したので、ママとしては安心極まりない。ふー。

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