プライベートな学校だと、洋の東西問わず、絶対あるんだとおもうけど、学費だけではまだ足りず(?)必ず寄付金収集がある。そもそも学費も実は一律ではなく、世帯の所得に応じて、負担金額が違うという渋谷区保育園の課金テーブルみたいなのもあるので、もちろん寄付金もオプショナルだし、金額も自由。自由すぎても実は困るので(私達みたいな新参者には平均値とか、こ妥当な額とか全くわからなかったので)一応参考値テーブル(900ドルから3万ドル以上とかの6段階くらい)はある。現金(小切手やpaypal)支払だけに限らず、株とかでもいいみたい。シリコンバレーのテク企業はそれらにも対応した寄付金プログラムがそもそもあったりする。
お世話になってる子供の数にもよるのだろうけど、いったん下から2番目くらいの金額で。そもそも、これらの寄付金は学費のほかの、子供の遠足や、特別クラス(芸術とか言語とか)、図書館などに充足されるものらしい。ある程度の額を払ったりすると、『特別支援者』に認定されて、それだけのメンバー(親)が招待される限定プログラムがあったりする、大人の世界だ。
サンフランシスコらしく、とある有名テク企業のCEOとか創始者とかも普通にまぎれてるのことなので、そういう人はたんまり寄付してくれてるんだろうなぁ。笑)
で、おもしろいのがParticipation Rate というKPI。さすがに、金額でノルマを設けるわけにもいかないだろうから、生徒全員の家族が参加することに意義がある、という感覚で、100%の参加率を促進している。営業ノルマみたいに、ものすごい勢いで連絡がまわってくるのもびっくりした。幸いうちのクラスではそうそうに90%くらいの参加率を達成したようなので、その後の追っかけはなくなった。
アメリカでは教育が全て、教育が命、という割には(というかそのせいかもしれないけど)基本目玉が飛び出るほど高額なのは有名。旦那の弟(奥様はフランス人)はそれが理由で、アメリカをほぼ永久的に捨て、フランスに移住した。ヨーロッパなら基本無料だから、と。
- 経済格差=教育格差、超高額のアメリカ
- 無料義務教育の歴史ある欧州大陸
- 無料だけど戦時中の画一教育から抜け出せない日本
ふと、思った。とあるくだらないジョークで、
Heaven is an American salary, a Chinese cook, an English house, and a Japanese wife、天国とは、アメリカの給料をもらい、中国人のシェフをもち、英国の家に住み、そして日本人の妻をもつ、とあるが、これに教育視点を加えると何があてはまるんだろうな~。