SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

マリファナ合法で混み合う販売所!

アメリカが、「合衆国」、つまり「合州」国なのを実感する問題。連邦政府は認めてないけど、各国で合法なことって結構あるみたい。このマリファナってのが一番わかりやすい例。

カリフォルニアもついに2018年から合法化されたってことで、周囲も浮足立っていた(人もいた)。私は基本的に喉肺クリーン系なので、タバコすら吸わない、自由意志でめちゃくちゃクリーンでいたい人なので、興味はないが。

合法化されたってすごいことなのかと思ったら意外とそうでもなくて、他の州でもいろいろ合法だったのね。

https://www.businessinsider.jp/post-217

 

サンフランシスコでも、医療用大麻を売ってるところは、マーケット通り沿いとかにもともとたくさんあって、そのせいか、めちゃくちゃ臭いというのは周知の事実だった。

カストロ近隣にある下記のお店、無知な私は当時「なんて素敵な美容院か何かのラウンジかしらー?」と思っていたが、ここは医療用大麻を購入して利用するラウンジらしい。現在カストロ店のみが、一般人も購入可能となっているとか。解禁の1月6日には日本で言う福袋待ち的な、長蛇の列ができていた。笑)ローカル新聞に広告までのってたよ。

The Apothecarium

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っていうかそれにしても、ゴージャスじゃない?

昔タバコを吸うところが「喫茶店」だったように、こういったところもだんだん増えてくるのかしらねぇ。

 

 

アメリカの医療保険 からくり?

アメリカの医療費が高いこと、アメリカの医療システムがいけてないのはあるいみ有名でみんな「知ってる」ことかもしれないが、これは実際に経験しないとわからない。この不可解さは・・・。

 

アメリカの医療保険は、基本民間の保険加入によりカバーされる。つまるところ加入していないと、全額自分負担。その基本料金もものすごく高くて、ちょっとした薬代ですぐ5万円とかいってしまうほど。

 

日本から完全に守られた駐在さん家族や、こっちでもアメリカの大きな企業に努めていれば、かつ、家族全員が基本健康ならばその保険もついてくるものなので、特別きにしなくてもいい。従業員の保険も、本人なら100%企業負担だったりするので、安心なのよね。ただ、その家族となると、やっぱり一部自己負担だったり、対象外の処方や、対象外の先生とか、ともかく「対象外次項」も増えてくるので、いちいちチェックが必要だ。

 

まず、医療保険と、デンタル(歯科)保険は基本わかれている。医療保険も1月から12月という年間契約が多く、その1年間のなかで、最初にXXXドルまでは自己負担、そして、年間自己負担はYYYとキャップがかかっているケースが多い。それを過ぎたら保険負担分が増える(場合によっては自己負担ゼロになるときも)。このXXX、YYYがそれぞれいくらか、というのを自己責任で調べて、家族ニーズとあわせて選択するのである。

そもそも、保険でカバーといっても、前述の100%カバーというタイプではないと、その都度自己負担もある10%、20%とかから、50%とかまで幅広い。月額の掛け金とプランによりけり。

 

また、医療ネットワークというのも重要で、その当該ネットワーク以外の医者やクリニックにかかった場合は自己負担金が50%から100%と多くなるのもある。ネットワーク内ならまったく保険がきかないというプランもある。すべてそのネットワーク内のクリニックで診療してくれ、という方針のもある。

 

で、本題のからくり、というのが・・・からくりというかこれまで気が付かなかった私が馬鹿だった・・・。

 

それは、1月からの契約だったりすると、年の後半には自己負担金のキャップに達したりするので、12月の医療費がある意味無料?になったりするのだ。ま、無理に風邪ひいたりしなくてもいいけれど、どうせ風邪ひくのならば、1月じゃなくて、12月のほうがいい。となってくる。健康診断的なものをいれてみたり、気になってた件でクリニックいってみたり、薬追加しておいたり、と。

 

あとは、娘のスピーチセラピーなんかもそれが適応されて、12月は全額保険負担になったり。なので追加セッションをたくさん入れたりする家族もいたりするらしい。

 

もちろん、星の数ほどある、わかりずらーいめんどくさーい保険の種類次第なので、そうならないタイプもあるし、なんともいえないが。

 

たまたまスピーチセラピーの事務の女性がめちゃめちゃいい人で、こういった子供の言語発達なりの「医療」グレーゾーンにいるセラピー系はカバーされないことも多く非常に要注意だというネタとともに、保険選びを手伝ってくれたり、計算してくれたり。

 

何も考えなくていい日本の

どこにいってもいいのよ、一律自己負担30%。

子供はほぼ無料(都内)

の制度が恋しい・・・

 

 

おめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

何かと心身ともに変化がありすぎて、いろいろ見失いそうになりつつある中で、これの占いだけが希望ですよ。おすすめ。

voguegirl.jp

年末からアレルギー症状から発展して、後鼻漏になって、あっという間に気管支炎になって、というともかくツライ日々でした。風邪といえば風邪なんだけど、今回は咳がすごくて、寝れない日々が続き、医者に気軽にいけない不安とあいまって、ともかく2週間ちかくなんとなくダウン。途中で日本からのゲストをホストしたり、ワイナリーにいってワイン飲んでしまったりと悪化要素もあったので、長引いてしまったかな。

 

結局、One Medicalのオンラインメッセージ(アポが全くとれなかったので、メッセージベースで処方箋出してもらうという機能。基本は1時間くらいで返信がきて、なかなかよかったんだけど、結局OTCレベルのみで、たとえば少しステロイドがきいてる炎症薬や、比較的強い薬は診断しないとだめだったので、無駄に薬代をつかった感じだ。

 

One Medicalは便利なんだけど、全くアポがとれない時期というか期間もあったりするので、イライラしたわ。ともかく体調悪いときは、すぐみてもらう、あの薬XXXのめば、いったんは楽になるとかわかってるのに、悪化させてピークをすぎるのを待つしかないこのイライライ感は半端ない。体調悪くなると、本当に日本のシステムが恋しくなる。

 

細木数子の運命でも、今年は「達成」(サブで「停止」)なんだから、なんかいいことあるだろうなぁ・・・。

 

よろしくお願いします。

サンフランシスコ市長が亡くなり・・・

日本では、大阪市が姉妹協解消をしたサンフランシスコ市の市長、みたいな感じで有名になっているかもしれませんね。

大阪市長、サンフランシスコ市との姉妹都市解消を決定 急死を受け (産経新聞) - Yahoo!ニュース

Edwin Leeさん(65才で死去)

  • 人権派弁護士
  • 中華系移民の子
  • 2011年で市長当選・アジア人で初
  • テク企業誘致への規制緩和(e.g. 2013年Twitter Tax)
  • それによる家賃高騰問題
  • 聖域都市の強化路線(不法移民の保護)
    →重犯罪歴がない限りは身柄拘束されない
  • NBAのバスケチーム、ゴールデンステートウォーリアーズをオークランドからサンフランシスコに移転(2019年予定)

私も日本にいるころは勉強不足で全くよくわかってなかったんだが、この七年間、サンフランシスコ市のいろんな改革?をリードしてきた市長として、良くも悪くいろんな変革をした人として有名だったようだ。まず、40%以上(うわさだと45%以上かも?)もいる中華系の人種であることもサンフランシスコの中でもインパクト強かったとか。

 

また、もっぱらテクノロジー企業との「蜜月」というのか、彼らに「寛容な」規制緩和路線をとってきたので有名。今ではテク企業では当たり前になってるけど、まずGoogle社などに自社バスの運行を許可したり、AirB&B、リフト、Uberなどのいわゆるシェアリングエコノミーの企業に対して、「基本口出ししない」的なゆるいアプローチをしてきたとのこと。(※他の多くの都市ではめちゃくちゃ規制や政治的な締め出しをする傾向が多い中で)シリコンバレー(つまりサンノゼへ向かって南下したところの村々)から引っ越してきたTwitterやZENDESK?等の免税策なども。

 

なので、一般的?なサンフランシスコ市民からすると、

平均市内で4500ドル(50万円近く)近くまで高騰してしまった不動産・賃貸事情などは、このエドウィン・リー市長とテク企業群のせいだ、

となっているようだ。

 

なので、新聞やメディアなども、こぞって、死亡記事と同時にこれからどうなるテク企業、、、的なトーンで見出しが踊っている。

 

参考記事

www.reuters.com

 

うーん、それはどうなんだろうな・・。

家賃高騰はそもそも、それ以前からある、建物景観条例的なもの(すみません、調べてません)?が原因だと思う・・・つまり、3階建て以上の高層マンションなどを勝手に建てられない、ことを緩和して、普通の都市っぽく空間を有効活用すれば少しはよくなるのでは、と思うけど・・・。無駄な空間が多すぎるもの。この街。もちろん公園とかつぶせとかそういうのではなくて。景観だって、そんなにキレイか?かなり汚いところのほうが多いと思う。「景観」がそんなに大事なら・・・道路掃除とマリファナ&ホームレス対策をもっと真剣に取り組むほうが意義があると思ってしまうけれど・・・。

 

なので、Leeさん反対派の意見にも賛同できない。また、Leeさんもそれの対策としてハウジング援助とか低所得者層マンション増設、学校援助とか結構積極的にやってきた様子。

 

ただ、それはそれでちょっと違うなー、とも思う。低所得者向けハウジングや、低所得者保護(学校やらすべてなんでも優遇される、みたいな)という福祉支援もどうなんだろうな、アメリカの闇の部分だからからか、センシティブだから突っ込めないのか不明だが、よくありがちな貧しい国への過剰な経済援助みたいにしかみえない。低所得者、のしきい値も低すぎて、普通に頑張ってる、かつそれらのテク企業に努めてる一般人のほうこそ、(援助なんか一切ないし)実際はぎりぎりで困ってるよ、という感じだしなぁ。

 

ちなみに、暫定市長は、黒人女性でこのいわゆる「低所得者向けハウジング」で育ち、奨学金を得て学校に行き、優秀な業績で今の地位にいるらしい。そういう意味でも注目が集まるわけだ。来年の6月に再選挙があるようなので、そこで誰になるかによって、だいぶかわってくるのかもしれない。

www.businessinsider.com

 

あと、もう一つ彼を有名(人気でもあり、不評でもある)にしたのが、移民関連に対する「聖域都市」の強化。これはサンフランシスコのアイデンティティとしてはいいのかもしれないが、少し腑に落ちない。ましてや、私自身も法的に居住&働くためのグリーンカード取得にいろいろ苦労したし、出費もあったし、そもそも人生紆余曲折あったし。そこはなんだろうな、納得いかないわ。

 

世の中叫ばれる多様性の強さと不法移民問題ってやっぱり切り離すべきでしょう。そういった強化策への反動で、今の大統領さんを選ぶきっかけというか流れを作ってしまったのではないかなその点では、賛同できない。

 

思い切って、いつも疑問なのが、ニューヨークみたいな高層都市化を目指してしまえばいいのに、何が障害なんだろうか、そのあたりもっと知りたいところだ。