SF ママチャリ日記

東京恵比寿・広尾から米国夫と5歳娘と39歳で初渡米。アラフォー育児に奮闘中。日本の電動ママチャリでサンフランシスコの急な坂も人生アップダウンも快走中。(その後ママチャリは3台盗まれたけど、迷走快走中)

サンフランシスコ公立学校事情 続き

うちは娘が5才で渡米。それまでは日本の渋谷区認可保育園で0歳からお世話になる、英語を話す旦那は激務でいなかったので基本はワンオペ育児(+祖母がっつり育児)だったため日本語ベースで育つ。先天性の心疾患をもち二回開胸手術(根治済)している。

渡米後は公立学校のタイミングを逃したため、プライベートスクールのTK(Tranditional Kindergarten、トランジショナルキンダー)というキンダー前の準備期間幼稚園に通った。本当はキンダーにいける年齢だったのだが、疾患そのものもしくは手術の影響に伴ってか、言語および手先の神経系の発達遅延気味であると判明したので、わざと1年遅らせて入学した。

TKとは、

mksfo.hatenablog.com

本の学校ではそれができない(らしい)ので、このサンフランシスコというかアメリカの公立学校の入学基準のちょっとゆるいところは渡米した唯一の(?)メリットともいえる。

 

公立学校には、IEPという個別の子供の発達にあった特別サービスを提供してくれる仕組みもある。ESL(英語学習)とはまた別の次元で、どちらかというとADHDや、発達障害とそのグレーゾーンや、目に見えない障害?的なものをもっている子達ようにも用意されている。

 

IEPとは、Indivitual Educational Program のことで、ひとりひとりにあった教育のゴールを毎年決めていって、そのために、無料で専門家サポートをつけてくれるものだ。もちろん、こういうのが必要無いのが一番いいのだが、うちは、先述の通り病歴、手術歴があるうえに、滲出性中耳炎による難聴気味だった期間が長いうえに、英語もいまいちだったので、ある意味すんなり許可はおりた。というのも、予想通り二言語で別々にやったテストスコアもバラバラで検査不可能、みたいな状態だったし・・・。

mksfo.hatenablog.com

というわけで、今、公立学校のキンダーの毎日を過ごしている。IEPでスピーチ療養と、OT(作業療養)が着き、かつ個別の少人数制のアカデミックサポートも着く。無料。

 

9月、10月、11月(中間報告)

12月、1月、2月、3月(中間報告)★

4月、5月、6月(学年終了)

 

いろいろなサポートをうけて、もうすっかり、オントラックというかきっちり求められるレベルをあらゆる方面でこなせるようになってきたので、みんな大満足である。

 

あんまり関係ないけれど、公立学校のワンシーターみたいなのを発見したので、こちらへ、

http://www.sfusd.edu/en/assets/sfusd-staff/about-SFUSD/files/sfusd-facts-at-a-glance.pdf

 

また気が向いたら、具体的なサポートの話は紹介する

ミッションにある怪しいレンガの建物

売れたらしい。

 

この広大なスペース、デッドスペースになって久しいので、このミッション地区のホームレスのたまり場(盗んだもののブツブツ交換の場所)になって、ものすごく行きたくないところのひとつ。ミッション地区って、 バレンシア通りとかは「旬な」ショップやコーヒショップが多くてミレニアルが集う「旬な」ところになって久しいけれど、このミッション通りはやばい。

 

16通りとミッション通りの角がBARTという電車の駅になっているのだけど、そこがまたひどい。マリファナと体臭とホームレスと鳩の糞を全部たして10倍したような匂いに包まれる地区である。14通りにあるこのアーモリー(武器庫?)から16通りまでのミッション地区はいかないほうがいい。

 

こっちにきた頃、AirBnBでこの通りぞいにあるマンションの短期利用を予約してしまって、大変なことになったこともある。(返金できず)

 

結局、製造業のオフィスやらとしてリニューアルされるらしい。これによってキレイになってもらえるといいんだけどね。ただ、こういうちょっと高級層向けの再開発が進むと、家賃があがってもともといた地元の人がすめなくなるぜー的な社会の反対運動もあるので、その方向にはしないといっていた。キレイにしてくれていいのになぁ。

www.sfweekly.com

 

ただ、そもそも家賃高騰化して大変なサンフランシスコでは、土地開発の「ジェントリフィケーション」が大きな問題となっている。貧困層が住むエリアなどが、再開発などによって、中流層が流れてくることで、もともとの住民が追われていくこと。ミッション地区はその最たるものらしい。

サンフランシスコではその地図もある。

Urban Displacement San Francisco Map | Urban Displacement Project

 

下記は、Wikipediaより

 

ジェントリフィケーション英語Gentrification)とは、都市において比較的貧困な層が多く住む中下層地域(インナーシティなど都心付近の住宅地区)に、再開発や新産業の発展などの理由で比較的豊かな人々が流入し、地域の経済・社会・住民の構成が変化する都市再編現象である。日本語では、高級化、中産階級化、階級浄化などの訳語があてられる。これにより、貧困地域の家賃・地価の相場が上がり、それまで暮らしていた人々が、立ち退きなどによって住居を失ったり、それまでの地域コミュニティが失われたりすることが問題となる。

 

 

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ゆでガエル理論

相撲のニュースの続き。

mksfo.hatenablog.com

 

 

抜粋

 

「ゆでガエル理論」とは、ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの大切さ、難しさを戒めるたとえ話の一種で、おもに企業経営やビジネスの文脈でよく用いられます。カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、生命の危機と気づかないうちにゆであがって死んでしまうという話です。理論といっても、実際は作り話で科学的にも誤りであることがわかっていますが、経営者や経営学者、経営コンサルタントなどによってまことしやかに語られてきたため、すでに一つの教訓として定着しています。

「ゆでガエル理論」とは? - 『日本の人事部』

 

ここカリフォルニアでも、ともかく動きが早いテクノロジ企業だからかもしれないが、同じ企業や同じ仕事を同じようにしている場合ってあんまり評価されない。(注:弁護士とか税理士とかの資格系専門職は違うかも)どれだけ変化をもとめて、どれだけリスクをとって、どれだけ学んだか、みたいな。(ちゃんとした理由はもちろん必要)

 

面接でもそういった思考プロセスについてつっこんで聞かれること多し。私は10年近く某企業にいたけれど、これは長すぎる、みたい。確かに長かった・・・。笑)テク企業は犬時間のようなものらしいから六倍の時間軸にすると、60年いたことに。きゃー。

 

だからか、面接でもそれに対する質問を必ずされる。

 

なので、私の場合は同じ企業での経験も意識的に3つのキャリアに分けて説明するようにしている。(外資系は組織変更も多いので実際に使ってた役職名称はもっと多いけど)

  1. スタートアップ期
  2. 顧客フォーカス期
  3. ワーママ期&管理職期

それぞれ、自分にとって意味のある挑戦であったこと、自分からそう意識していったこと、一緒に仕事する関係者も毎年かわる、といった感じで説明する。(のにようやく慣れてきた!笑)

 

毎年かわるのがいいかは別にして、変化をとる、そこでのリスクはなんだったか、異質なものへの対応の仕方が、聞かれてるコアな要素なんだな、と肌で感じるわ。もちろん業務経験自体もコアだけど。

 

違うことをどんどん求めること、違ってもびびらない、凹まない、プラスに変える思考をもっと鍛えること。

 

違う業界のヒト、違う働き方のヒト、違う考えのヒト、とコミュニケーションするのはときにつごくツライ(面倒)だけど、こういう刺激をなくしてはいけない。

 

 

 

 

サンフランシスコ住宅事情

2016年の半ばにこれを書き、その後どうなってるか。

mksfo.hatenablog.com

 

まだまだ高騰しているとのことだ。

こっちでよくみる不動産仲介会社の2017年レポートと2018年のよみ

 

サンフランシスコ住宅事情

 

まず売買

 

2017年サンフランシスコ市内の住宅売値 中央値は1.42億円で、2016年の1.325億円より7%上昇。 コンドミニアム(日本でいうマンションのこと)は1.15億円で5%上昇。第四四半期10月ー12月は家が11%も上昇、マンションも9.9%上昇。

 

出典

San Francisco Bay Area Real Estate & Homes for Sale | PARAGON

The median SF house sales price in 2017 was $1,420,000 (up from $1,325,000 in 2016), and for condos, it was $1,150,000 (up from $1,095,000). Looking just at the 4th quarter, median prices were $1,500,000 for houses (up from $1,350,000 in Q4 2016) and $1,185,000 for condos (up from $1,078,000) respectively. 

 

f:id:mksfo:20180208020234p:plain

あいかわらず、家は買えません。買う気もおこりません。現在生粋カリフォルニア育ちの友人夫婦が買おうとしてるんですが、毎週ともかく大変そうです。オークションっぽい売手市場なうえに、苦労してなんとかせっかく売り主に気に入ってもらっても突然現金で倍くらいの値段を出してきておさえてしまうこともあるとかで。それまでに費やすコミュニケーションコストもストレスも、何もかも大変。それでいて、1.5億円出してもめちゃくちゃ素敵な豪邸が手に入るわけではないのだ。基本は古いので、自分で自腹でかなりのメンテが必須。かつ勝手に解体・改造はできない。(市の許可がいる)

 

次に、賃貸

 

2018年2月の調査データからみると、基本的には、全米イチ高い市ということで、変化なし。賃貸も1ベッドルームは月額3400ドル(35万円)で前年比較で2.7%上昇だが、前月比較ではフラット。2ベッドルームは4400ドルで前年比較で2.2%低下で、前月比較では0.5%の微増とのこと。前月データをみると、1ベッドルームは似たような感じだが、2ベッドルームは同じ2%程度の低下がみられるので、ま、おしなべて今のところ頭打ちフラットといえるのかな。

https://d2t1047w253zzm.cloudfront.net/blog/2018/01/feb1.png

 

下記は2017年冬のデータだが、地区別の地図がこちら。

https://d2t1047w253zzm.cloudfront.net/blog/2017/12/SanFrancisco_MonthlyPriceMedianMap_Winter20171.png

 

出典&参考) 

Zumper National Rent Report: February 2018

https://www.apartmentlist.com/rentonomics/national-rent-data/

Top Five Rental Markets

1. San Francisco, CA, though holding onto its position as the priciest city in the nation, saw another month of steady rents. One bedrooms remained flat at $3,400 and two bedrooms increased a slight 0.5% to $4,400.

2. New York, NY rent had a similar trend to San Francisco’s with one bedrooms staying flat at $2,870 last month while two bedrooms grew 1.5% to $3,280.

3. San Jose, CA also had a fairly stable month in prices with one bedrooms holding steady at $2,460 and two bedrooms dropping 2.5% to $2,780.

4. Boston, MA moved up two spots and into the top five markets to rank as the fourth most expensive rental market. One bedrooms grew 1.3% to $2,300, while two bedrooms were flat at $2,700.

5. Washington, DC moved down one spot to become the fifth priciest city. One bedroom rent fell 2.6% to $2,280, while two bedrooms decreased 1.7% to $2,950.

 

 

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聞く本。Amazon Audible, Blinkist...

ニューヨークでも思ったけど、こっちサンフランシスコのヒト達が街を歩いているとき、ほとんどみんなヘッドホンかイヤホンをしている。変な怪しいヒト(ホームレスとか)に声かけられたりしないように、スマホとつないでずんずんと「わが道」をいってるんだろう。

 

最初は、音楽を聞いてるのかと思ったら、それだけではないことが判明。私はまだなれない街の世界観や音や雰囲気や、全部ちょっと吸収したくなるので、あんまり歩き音楽はしないタイプ。東京でもやってなかったなぁ。幸いそんなに長い通勤でもなかったし、わいわいがやがや誰か話すヒトがいたし。

 

で、音楽ではなくて、何を聞いてるかと思ったら、本を聞いてるのだ。

 

Amazon Audible

 

プロモーションで初回無料トライアルやってたので、移動時用にこれを利用してみた。下記が検索広告で出て来る内容。

 

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英語の本って勉強のためにたくさん読むべきなんだけど、いまいち進まず断念することが多い。やっぱり日本語のほうが100倍くらい早く頭にはいっちゃうし。私の場合、英語の勉強もどちらかというと、ヘッドセットつけて耳から聞くタイプで集中してやってたのものあって、耳からのほうがあってるのかな。
 
 
ふふ。なんだか、学生時代に聞いたシドニー・シェルダンシリーズを思い出す・・・。まだ健在なのね、この学習法!
 
 
更にインスタグラムの広告でたくさん出てきたので、気になってるのが、こちらのアプリ。

Blinkist ブリンキスト

ノンフィクション系、勉強系、などの本のサマリーを読めたり、聞けたりするもの。2014年に紹介されてる日本語サイトもみつけた。